価値が分からない香合が数十万円の買取価格に?高く売れるポイント等もご紹介
「使っていない古い香合が出てきた」「この香合って価値があるのかな?」
香合は茶道の際にお香を入れておくための蓋付き容器で、素材は陶磁器や木製、金属製など多岐に渡ります。
こうした香合は骨董品として高額で売れるものも珍しくなく、1点数十万円の買取価格が付く可能性もあるので、例え価値がなさそうに見えたとしてもすぐに処分してはいけません!
まずは、1つの香合がどれくらいの値段で取引されるのかの参考情報として、過去10年間でヤフオクで落札された香合の情報TOP3を紹介していきます。
香合の落札価格TOP3
画像 / 品名 落札日 / 入札件数 落札価格 山田宗美 鉄打ち出し雁香合
2013年12月17日 / 104件 2,223,223円 中国骨董 銅鍍金香合
2018年10月10日 / 151件 2,067,999円 三代楽吉左衛門 葛屋香合 十五代識箱
2018年12月2日 / 166件 1,301,000円
1位と2位は香合単体でも200万円以上もの落札価格で取引されていて、上位100件の平均落札価格も”608,175円”となっています。
こうした取引事例からも、高い価値を持つ香合がいかに高額で取引されているのかが覗えるかと思います。
ここまで高額な香合になると一般家庭から見つかる例は極めて稀ではありますが、数万円~数十万円くらいの買取価格が付く香合なら、普通のお家から出てくるような可能性も十分にあります。
では、続いて「香合の買取価格は一体いくらぐらいになるのか」も紹介していきます。
その後、香合などの茶道具の高価買取が期待できるおすすめの買取業者も紹介していきますので、買取の際もぜひ参考にしてください。
香合の買取実価格一覧表
画像 / 品名 | 種類 | 買取相場 |
---|---|---|
堆漆香合 音丸耕堂 |
堆漆(漆工芸) | 80000円 | 120000円 |
備前焼香合 金重陶陽 |
備前焼 | 200000円 | 230000円 |
萩焼香合 三輪休雪 |
萩焼 | 22000円 | 45000円 |
高額な買取価格が付く香合の傾向としては「作家物」であるか否かが挙げられます。
例えば箱などに作家名が記されていたり、作品に”銘”と呼ばれる印が付いていたら作家物である可能性がありますので、買取の際にも期待が持てます。
ですが「古い時代に作られた香合」や「骨董品として価値がある香合」の場合は、特段作家物でなくとも十分な高価買取が期待できます。
現に、上述の高額落札価格ランキングTOP3には作者不明の中国骨董の香合がランクインしていますし、日本の陶磁器でも「古伊万里」「古唐津」「古備前」など、昔の時代に作られた作者不明の陶磁器に数百万円の鑑定価格が付くことは珍しくありません。
ですが、このような「骨董品市場で評価されるような根拠ある価値」を見出すのはやはり専門家でなければ難しく、骨董品や古美術へ関する専門的な鑑定眼が問われます。
そのため「詳細不明の古い香合を見つけた」「価値がありそうには見えない」といった香合を見つけた場合にも、一度は専門家に価値を判断してもらうことをおすすめしています。
例え古ぼけた香合であっても、骨董品としての価値が評価されて高額な買取価格が付く可能性も十分にあります!
そもそも「香合」とは何?特徴や使い方を紹介します
香合は日常生活ではなかなか使う機会がありませんので、ここでは「香合」とはいったいどういうものかを詳しく紹介していきます。
香合とは茶道の際に「香(お香)」を収納するために作られる、小さな蓋付き容器の事です。茶道で香合を使う際は、あらかじめ香合の中に3つの香を入れておき、そのうち2つを薫じ、残りの1つは拝見に使用されることが多いです。
木製や漆、金属製、陶磁器など様々な物があり、主に茶道具として知られますが、仏具として使われる物もありますので、茶道をしていないお家でも香合が見つかることがあります。
茶道では、季節や茶席に応じて用いる香合の種類が違いますので、香とともに香合も使い分けます。5月から10月にかけての”風炉”の時期は香木を使用するため、漆器などの木製の香合が用いられることが多いです。
11月から4月までの”炉”の時期は、主に陶磁器の香合が使用されることが多いです。理由としては、炉の時期に使用される香は主に練香が使用されるため、漆器の香合だと練香の湿気で傷んでしまうからです。
他にも金属や貝類で出来た香合があり、こうした香合は炉と風炉の兼用で使う事が出来ますので、1つ持っておけば通年使えます。
余談となりますが、江戸時代は相撲が広く流行し、身近にある様々なものにも相撲のような番付表を付けることが流行し、当時の茶道具屋や目利きの茶人などが選りすぐりの香合を記した「形物香合相撲番付表」という香合の番付表も作成されました。
お茶席の中での楽しみの一つとして定められた番付表ではありますが、そこで良い成績を残した香合は価値がさらに上昇し、明治時代以降の香合の価値にも多大なる影響を与えたそうです。
香合買取においておすすめの買取業者を紹介
香合の買取なら、茶道具の買取に強い骨董品買取業者を利用することをおすすめしています。
当サイトで茶道具の買取でおすすめしている買取業者は、次の「福ちゃん」です!
買取福ちゃんの情報まとめ
URL | https://www.fuku-chan.jp/ |
---|---|
買取方法 | 店頭買取 ⁄ 宅配買取 ⁄ 出張買取 |
買取依頼の費用 | 完全無料 |
対応地域 | 全国対応(一部宅配のみ) |
傷や汚れの状況 | 汚れていても買取可 |
受付時間 | 24時間受付 |
「買取福ちゃん」は中尾彬夫妻が広告塔を務める大手の総合買取業者です。骨董品の買取にも力を入れており、骨董品としての価値をベースにきちんと査定してくれるので、価値が分からない香合でも安心して任せることが出来ます。
公式でも無料相談や無料WEB査定サービスも行っていると明言していますので、「価値が分からないからまずは相談だけしたい」という場合でもしっかり対応してもらう事ができます。
また、福ちゃんでは全国無料にて出張買取・宅配買取を行っており、玄関先で査定を受けたり宅配便で送って査定してもらったりも出来るので、わざわざ店舗まで香合を持っていく必要もありません。
出張買取では女性査定員を指名できる制度もありますので、「自宅に一人のときに男性査定員が来るのは少し怖いかも」と思う方でも安心して利用できます(※女性の方限定サービスです)。
福ちゃんでは骨董品1点からの問い合わせはもちろんのこと、自宅整理や蔵整理などの大規模案件も積極的に対応していますので、価値を知りたい方から大量の骨董品を整理したい方まで幅広くおすすめできる買取業者です。
下記では対応や買取価格など、重視したい項目を数値化した「おすすめ骨董品買取業者早見表」も作成しましたので、併せてご覧ください。
おすすめ骨董品買取業者早見表
業者名 | 1位:福ちゃん | 2位:日晃堂 | 3位:バイセル | 買取プレミアム | 本郷美術 |
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買取価格 | ★7.5 | ★8.0 | ★6.5 | ★6.5 | ★6.5 |
スタッフ対応 | ★8.0 | ★8.0 | ★7.0 | ★7.0 | ★6.5 |
業者の信頼性 | ★8.0 | ★7.0 | ★8.0 | ★6.5 | ★7.0 |
口コミ・評判 | ★8.0 | ★7.0 | ★7.0 | ★7.0 | ★6.5 |
合計点数 | ★31.5 | ★30 | ★28.5 | ★27 | ★26.5 |
対応エリア | 全国対応 | 全国対応 | 全国対応 | 全国対応 | 全国対応 |
公式サイト | 福ちゃん | 日晃堂 | バイセル | 買取プレミアム | 本郷美術 |
「骨董品買取にも特化している総合買取業者」という事もあって、総合的な骨董品買取においても福ちゃんが安定しておすすめです。
詳細や各骨董品買取業者については、次のページでも詳しく紹介しています。
価値が分からない香合があれば、とりあえずプロに査定依頼をおすすめ
「価値が分からない香合があるんだけど…」「でも、家からそんな高級な香合が出てくるわけがない」
実は、数百万円の鑑定価格が付くような香合などになってくると、素人から見て価値が高そうに見えることはほとんどありません。
例えばテレビ番組なんでも鑑定では、家族から「騙されたんじゃない?」と言われるような堆朱の香合に350万円という鑑定価格が付き、会場を驚かせました。
確かに、このような高額な値段になるような香合が出てくることは稀ですが「1万円、2万円の買取価格が付く香合」なら、普通のお家に眠っている可能性も十分にあります。
ですので「価値が分からないから捨ててしまおう」と、何も知らないまま処分してしまうのは非常に勿体ない話です。もし、メール1通or電話1本の相談だけで1万2万で売れるような香合だと分かれば、とてもお得な話だとは思いませんか?
もし詳細不明の香合をお持ちであれば、価値が分からないままに処分してしまうのではなく、まずは福ちゃんなどの骨董品買取業者に相談してみることをおすすめします!